パーソナルレベル・オープン戦略(1)

本日2012年4月1日をもって、社会人デビュー30周年となりました。
これを機に、自分をあさっての方向に進化させるべく、1年超ぶりにブログの更新です。

社会人となったのは1982年(昭和57年)。新人類世代といわれている世代です。


平均すると1社3年。長いとみるか短いとみるか。

最初の転職は8年目。入社8年目の1990年でした。
この最初の8年がひとつの会社に勤めた最長の記録になります。以降は最短で半年、最長で5年ぐらいですかね。
実は、最初の会社でも入社四年目に社内転職をしていました。
ハードウェア開発部門からからソフトウェア開発部門へ。
私のわがままで、「異動を認めないら、辞めてやる~!」といったら、通ったわけです。

ということで、自分が興味がある仕事、おもしろいと思う仕事を続けてこれているのは、本当に幸せなことです。
面白いと思うのは、新しいものを開発する、事業を立ち上げる、会社を立ち上げるといった仕事です。
で、開発が終わり、事業が立ち上がり、会社が上場しと一区切りついて、仕事がルーティン化すると急速に興味を失っていく。→ 面白みを感じられない仕事はつづかない。 → 会社を辞める → 誰かが拾ってくれるというのを繰り返している状況です。
まぁ、いろんな理由で事業がうまくいかなくてプロジェクトが無くなったり、会社が無くなったりしたケースもありましたが。

まぁ、概ねひとつの会社で1~3のプロジェクトに携わっては、転職をくりかえしているんですね。
同じ世代の方の一般常識というか、社会通念的にみると、私はフラフラしているわけです。

最近ノマド的ライフスタイルが注目されていますが、私の場合、会社に所属しながらではありますが、感覚的にはノマド的に生きてきたといえるんじゃないかと考えています。
ほんとにノマドを実践していらっしゃる方からすれば、そんなのノマドじゃないっていわれるかもしれませんが、自分の都合にせよ、会社の都合にせよ、会社はいつか辞めるものいう感覚が根底にあります。
というか、辞めるに辞められない、逃げ道をなくされる状態になることの方が精神衛生的でなく、非常に不安というのが正直なところです。
次が見つからずに野垂れ死にするかもしれませんが、それはそれで仕方ないよなぁ~と考えています。

さて、最近は変化が激しいといわれています。
おもえば、30年前の社会人初のプロジェクトはUNIXワークステーションの開発でした。
開発に3年近い時間を費やしていたように記憶しています。
今、考えるとほんとのんびりした時代でした。
1982年の入社と同時にプロジェクトがたちあがり、製品を出荷したのが1985年5月ですからね。
これだけのんびりしていれば、仕事をしながら、社会人として、技術者としての教育をうける余裕もあるわけですね。当時の企業は社員を育成する余裕あったわけです。

しかし、今の世の中ーズン毎に新製品出る状況で、インターネットやハードウェアの進歩でApple製品然り、フェースブック然り、価値観がどんどん変化し日本経済も激動の中にあり、あらゆる面で余裕がなくなってきていると感じています。

変化大好きな私ですが最近いろいろな意味で余裕がなくなってきている事を自覚しています。
これまでの30年間はフラフラしながらでも、自分のやりたい事を優先させていれば、よい会社、よい経営者、よい仕事にありつけてきましたが、どうもここから先はプラスアルファの何かが必要だと思い始めてきました。

新しい行動が必要だ。

といったところで、ちょっと長くなりましたので、本日は序文ということでいったん終わります。

次回につづく。